- FXの両建て取引きについて。
- XMは両建て取引きが出来るのか？
- 両建て取引を行うメリットとデメリット。
こんにちは、ブチにゃんです。
今回はFXで使われる手法の一つである「両建て取引」について解説します。
結論から言うとXM(XMTrading)で両建て取引は禁止されていません。しかし、両建て取引きをする上でいくつかの注意点を守らなければ、規約違反となり口座凍結の恐れがあります。
また筆者は『そもそも両建て取引はリスクが高く、稼ぐのが難しい手法である』と考えているため、この方法をオススメしていません。
これらを踏まえたうえで、両建て取引のメリット・デメリットを紹介しつつ、詳しく解説していきたいと思います。
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両建て取引きとは？【売り買いポジションを同時に持つ】
両建て取引とは同一通貨ペアの「買い」と「売り」の両方のポジションを同じロット数で持つ手法のこと。
両建てをしている間は利益と損失が相殺し合うため損益はゼロ。どこかで損が出ているポジションを損切りし、勝っているポジションを伸ばしていくことで利益を得るというトレードが基本です。
国内FX業者の多くが両建て取引を禁止しており、両建て取引を行いたい場合は海外FX業者を利用することになります。
当サイトで紹介しているXM(XMTrading)でも両建て取引をすることが可能。次に両建て取引をするメリットについて説明していきます。
XMで両建て取引を行う3つのメリット
XM(XMTrading)で両建て取引を行うメリットは「証拠金が0円になる」「2つのトレード戦略を同時進行できる」「XMポイントの溜まりが早い」という3つがあります。
それでは各メリットについて詳しく見て行きましょう。
両建て取引時は証拠金が0円になる
XM(XMTrading)で両建て取引を行う最大のメリットは「同じロット数で両建てをした場合、両建てポジションの証拠金がゼロになる」という点です。
多くのFX業者が「同ロットでの両建て時は片方のポジションの証拠金だけでよい」という仕組みの中、XMはまさかの証拠金ゼロ。
この特性を活用すると、ロスカットを受けそうなポジションで両建てを行えばロスカットを回避することも可能です。
ただし、一方のポジションのみを決済した場合、残されたポジションには証拠金が必要となるため十分に注意しておいてください。
2つのトレード戦略を同時進行することが可能
例えば1つの通貨ペアで「長期的には上昇トレンドだが、短期的には下降トレンド」という相場の際に、『長期トレンドに合わせた買い』と『短期トレンドに合わせた売り』を両方保持することも結果的に両建てということになります。
このようにスイングトレードとデイトレードのようなポジションの保有時間が異なるトレードを同時進行することも出来るという訳です！
ロイヤルティプログラムのXMPの溜まりが早い
ロイヤルティプログラムとは「1ロットのトレード毎にXMPというポイントが溜まっていく」という仕組み。XMPは証拠金(クレジット)やUSD（ドル）に交換することが出来ます。
両建て取引では1回のトレードで2つのポジションを持つことになるので、単純に考えると通常の2倍のスピードでXMPが溜まるという事になります。
XM(XMTrading)では「XMP」を狙った両建ては禁止されていますが、「両建て取引きをしていたら結果として溜まっていた」ということであればOK。
両建て手法でのトレードを考えている方はロイヤルティプログラムとの相性は抜群に良いので、上手に活用していきましょう。
XMで両建て取引を行う2つのデメリット
XM(XMTrading)で両建て取引きを行うデメリットは「コストがかかる」「スワップポイントが相殺されてしまう」という2つがあります。
2倍のコストがかかるのでリスクが高い
FXではポジションを保有した際に、最初から手数料分を損しているという事を知っていますか？
FXにはスプレッドという手数料があり、ポジションを持つたびにスプレッド分がマイナスでトレード開始。
ポジションを保有後すぐに決済をしたとしてもスプレッド分の数Pipsが損失ということになります。
結果として売買ポジションを同時に保有する両建てでは通常の2倍のスプレッドがかかることに。
要するに2倍の手数料を抱えた状態でトレードをするということになるので、リスクが高く、利益を出すまでのハードルも高くなってしまいます。
スワップポイントが相殺されてしまう
スワップポイントとは低金利の通貨を売り、高金利の通貨を買うことで金利差分を貰うことが出来るという仕組み。
例えば円を売って高金利通貨のメキシコペソを買ったとして考えてみましょう。日本の金利が-0.1%に対してメキシコは7.25％で、金利差を保持している通貨数にかけた額が1年間に受け取れるという事です。
しかし、逆にメキシコペソを売り、円を買った場合はスワップポイントを支払う必要があります。
そのため売買両方のポジションを持つ両建てではスワップポイントという旨みを全く生かすことが出来ません。
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XMで禁止されている両建て取引きの5パターン
XM（XMTrading）では基本的に両建て取引を許可しているものの、以下の5つの条件下での両建ては禁止されています。
基本的には1つの口座で両建て取引を一人で行っているうちは問題ありません。
それでは禁止されている両建てについてそれぞれ詳しく見ていきましょう！
XMTraing内の別口座との間での両建て
XM(XMTrading)では個人で最大8口座までを持つことができますが、口座を跨いだ両建て取引は認められていません。
これはXMのゼロカットを悪用したトレードを出来ないようにするためです。
トレーダーを急激な為替変動から守るために、入金した金額以上の損失が出た場合に、その損失を無しにするという仕組み。
例えばA口座とB口座に1万円ずつ入金してA口座では買い、B口座では売りの両建てトレードを行うとします。
為替相場が大きく上昇しました。通常であればA口座では8万円の利益、一方のB口座でも両建てのために8万円の損失となるところ。
しかしXMではゼロカットがあるために入金した1万円以上の損は出ず、結果として7万円の利益が出たという事になります。
XMと他FX業者との間での両建て
XM(XMTrading)ではXM口座と他FX業者との間での両建ても禁止です。
理由としては他のゼロカットがあるFX業者を使うことで、【XMTraing内の別口座との間での両建て】で説明したようなゼロカットを悪用したトレードが出来るという事などが挙げられます。
XMでは裁量トレードを行い、別のFX会社で自動売買システムを動かしているという場合は注意。
知らない間に禁止されていたトレードを行ってしまっていたということも考えられます。
複数人による別口座での両建て
複数人のグループで両建て取引を行うのも禁止されています。
理由としてはグループ間で両建ての買いと売りを分けてやることで、実質的に上記で説明してきたような「別口座を使ったゼロカットの悪用トレード」と同じになるためです。
ただし過剰に気を付けることは無く、『友達と真剣にトレードをやっていて、たまたま被った。』という程度であれば問題ありません。
別口座で1つの通貨をリスクヘッジするための両建て
XMの口座間で1つの通貨をリスクヘッジするための両建ても禁止されています。
リスクヘッジとは「リスクを回避する」という意味。ここでは「ユーロ」のリスクヘッジを行うとして解説していきます。
例えばユーロ/ドルの買いポジションを持つとして、「ユーロ/ドルが暴落する可能性もあるから両建ての売りを別口座で行いたい」とするのは今まで説明してきた通り禁止。
ここで考え方を変えて「ユーロ/ドルが暴落したら、同じくユーロ/円も暴落するだろう。ならばユーロ/円で売りポジションを持てば疑似的な両建てが出来る」というのも禁止ということです。
窓開け狙いや指標発表時の両建てハイレバトレード
レートが大きく変動する可能性がある時にXM(XMTrading)のゼロカットとハイレバレッジを利用したギャンブル感覚でのトレードは禁止こそされていませんが、繰り返して行うとペナルティを受ける可能性があります。
そもそもFXで稼いでいる人は基本的に為替相場が大きく変動するときはポジションを持ちません。
ユーザーを守るためのゼロカットを本来の目的ではなく、悪用するようなトレードを行うのはやめておきましょう。
XMで禁止されている両建てをするとどうなるのか？
XM(XMTrading)で禁止されている両建てトレードを行い続けるとレバレッジの規制や口座凍結などのペナルティの対象となります。
『グループ間で行ったり、別業者を使ったりするのはバレないんじゃない？』と思うかもしれませんがバレます。それ以前に口座凍結のリスクを考えるとするべきではありません。
もちろん「ルールを知らなかった」では済まされませんので、大切な資金を守るために両建て取引はルールを守って行うべきです。
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【結論】両建て取引はやめておけ！
両建てのメリットやデメリット、XMで両建てを行う際の注意点を考えても、両建てはやめておきましょう。
やはりスプレッドが2倍というのは、稼ぐトレードをしていくうえで致命的。XM側としては儲かりますが、トレーダーにメリットはありません。
また禁止されている条件も多く、意図せずとも禁止されている両建てを行えば、口座は凍結されて資金が無くなることに。
両建ての練習をするくらいなら正しい相場分析に基づいてしっかりと損切りを行うトレードを練習した方がましです。
当サイトでも正しい相場分析が出来るようになるためのインジケーターなども紹介していますので、参考にしてください。
両建てはあくまで知識として知っておくだけでよいでしょう。
まとめ
ここまでXM(XMTrading)で行う両建てについて説明してきました。
- 両建てとは1つの通貨ペアで売・買の両方のポジションを持つこと。
- XMで両建ては禁止されていないが、してはいけない条件がある。
- 禁止されている両建てをした場合は口座凍結などのペナルティを受けることも。
- 両建て取引はオススメしない。
両建ては「口座凍結のリスクがある」また「トレード開始時点でマイナスが大きい」という理由からオススメ出来ないトレード方法です。
勝つためには「正しい相場分析をして、損切りを必ず入れる」という点が重要。
また「両建てを使わずとも、両建てが仕組み上可能」という自由さは海外FXの強み。
FXを始めるならぜひXMを1度は使ってみてください！
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