- FXにおけるダウ理論とは?
- ダウ理論の6つの基本法則
- ダウ理論を使うならXMをオススメする理由
- ダウ理論を使った相場分析とエントリー方法
こんにちは、ブチにゃんです!
皆さんは為替相場や株式市場で使われている「ダウ理論」という相場分析方法を知っていますか?
ダウ理論とは「相場は6つの基本法則から成り立つ」という考えを基に生み出された手法であり、今日のテクニカル分析の基礎となっているものです。
6つの基本法則は非常に有名で、「ダウ理論という名前は知らなかったけど、ダウ理論の考え方は知らないうちに使っていた」というトレーダーも多く、筆者もその1人でした(笑)。
今回はダウ理論の6つの基本法則と使い方、ダウ理論を使ったトレード方法を解説します。FX初心者はもちろん、FXでなかなか勝てない方、ダウ理論を知らない方、には必ず読んで欲しい記事です。
またダウ理論を使うには相場分析がしやすい取引プラットフォームを使いましょう。
オススメはMT4・MT5であり、当サイトではMT4とMT5の両方が使えるFX業者であるXM(XMTrading)をオススメしています。口座開設がまだの方は以下の記事を参考に、XMTradingでFX取引を始めてみてはいかがでしょうか?
XMの口座開設はたったの3分で完了!スタンダード口座・レバレッジ1000倍・MT5でFXを始めよう!
また「ブチにゃんが無料EAで稼いでいる方法を知りたい」というは以下の記事も必見!無料EAを使って稼ぐために必要なノウハウを全てまとめています。
【基礎知識】ダウ理論とは?成り立ちや考え方を紹介!
ダウ理論とは米国のジャーナリストであるチャールズ・ダウ(1851年~1902年)によって生み出された考え方です。
■チャールズ・ダウ
現在では当たり前のように使われている”平均株価”という考え方を考案。また、ダウ・ジョーンズ社を設立し、現在でも発行が続く経済新聞「ウォール・ストリート・ジャーナル」を生み出すなど、投資・経済の世界に多大な功績を遺した人物。
ダウ理論は「景気は循環する」という考えのもとに生み出されたものであり、テクニカル分析の原点とも言われています。
当初は株式市場で使われていた理論でしたが、FXや暗号資産など他の市場でも利用できる性質であったため、現在では多くのFXトレーダーから支持されている理論です!
ダウ理論をスムーズに理解できるように、まずは為替相場におけるトレンドについて理解しておきましょう!
トレンドには上昇・下降・レンジの3つがある
為替相場において、一方方向にチャートが動いていく状態をトレンドと呼び、「チャートが上昇し続けている状態を上昇トレンド」「チャートが下降し続けている状態を下降トレンド」「チャートが横這いに動いている状態をレンジ相場」と表します。
- 上昇トレンド:チャートが上昇し続けている状態
- 下降トレンド:チャートが下降し続けている状態
- レンジ相場:チャートが一定の幅で横ばいに動いている状態
実際にMT4/MT5のチャートで上昇トレンド・下降トレンド・レンジ相場を見てみましょう。
ダウ理論では”景気は循環する”という考えを基にしており、FXにおいても上昇・レンジ・下降の相場が繰り返していくことで相場が成り立っています。
上昇トレンド・下降トレンド・レンジ相場の3つを踏まえた上で、実際にダウ理論について詳しく解説していきます。
ダウ理論の6つの基本法則を解説!
ダウ理論は以下の6つの基本法則から成り立っています。
基本法則1つ1つが相場分析において重要な考え方ですので、読み飛ばすことなくしっかりと理解しながら進めて行って下さい!
1.チャートには全ての事象が織り込まれている
「チャートには全ての事象が織り込まれている」というのは言い換えると、チャートは過去の価格変動や大衆心理(テクニカル)だけでなく、経済指標や金融政策(ファンダメンタルズ)、テロや災害のリスク、など全てを織り込んだ上で成り立っているという考え方です。
ファンダメンタルズ分析:国の政治・金融政策・景気などから今後の長期的な為替相場の動きを予想する方法。
テクニカル分析:「為替相場は過去のパターンを繰り返す可能性が高い」という考えのもとに、今後の為替相場の流れを読む方法。
極端な言い方をすると「チャートが全て」ということであり、テクニカルが既にファンダメンタルズを含んでいるという考え方になります。
あらゆるテクニカル・ファンダメンタルズが反映された結果として為替相場は成り立っている。
2.トレンドは短期・中期・長期の3つを意識する
トレンドは「短期トレンド」「中期トレンド」「長期トレンド」という3つの時間軸で形成されます。
各期間のトレンドを確認するための目安となる期間とMT4/MT5で使うべき時間足を紹介しておきます。
トレンド | 期間 | 時間足 |
---|---|---|
短期 |
1ヶ月 |
5分足~4時間足 |
中期 |
1ヶ月~3ヶ月 |
4時間足~日足 |
長期 |
半年~数年 |
日足~月足 |
短期トレンドが集まって中期トレンドが形成され、中期トレンドが集まって長期トレンドが形成されます。
そのため「短期トレンドでは下降していても、中長期的には上昇トレンドだった」という状況もあるため、短期トレンドだけを見て「短期的に下降しているから売ろう!」という安易なトレードは危険です。
トレンドは短期・中期・長期の3つの段階で形成され、各期間のトレンドを総合して確認することが重要。
3.トレンドは3つの段階で形成される
トレンドは「先行期(トレンド発生前)」「追随期(トレンド発生中)」「利食期(トレンド終了・転換)」という3つの段階で形成されます。
3種類の段階にはそれぞれ特徴があります。
先行期:少数の市場参加者が底値を買い始める段階。成功すれば大きな利益が得られるが、まだトレンドが発生しておらず、逆に動く可能性もある。
追随期:トレンドが発生している状態。多くの市場参加者が取引を行う段階であり、市場全体を巻き込んで大きなトレンドが形成される。
利食期:先行期・追随期でエントリーした投資家が決済を行う段階。トレンドが終わり、レンジ相場へと転換していく。
一般トレーダーが取引すべきなのは「追随期」です。先行期のレンジ相場を抜けて、価格に勢いが付いたタイミングで、取引を始めるようにしましょう!
トレンドは先行期(トレンド発生前)→追随期(トレンドの発生)→利食期(トレンドの終了・転換)という3つの段階で形成される。
4.価格は相互に確認される必要がある
FXにおいては関係性がある通貨ペアやCFDの価格を相互に確認する必要があるということです。
仮にドル円のチャートが上昇していたとしましょう。この場合に考えられるのは「ドルの需要・価値が高まった」「円の需要・価値が下がった」のどちらか、または両方です。
そこで「ユーロ/円」と「ユーロ/ドル」を見てみると、ユーロ/円は横這い、ユーロ/ドルは下降していました。この場合であればドルの需要が高まった結果としてチャートが動いているから買い注文をしても良いと判断できます。
トレードの際は、取引する通貨ペアだけでなく、関係がある通貨ペアの動きも一緒に確認しておく。
5.トレンドは出来高でも確認されなければならない
トレンドが発生して価格が大きく動く時は、必ず出来高(取引量)も多くならなければいけないという考え方です。
取引量が少ない時間帯や通貨ペアでは個人投資家や金融機関の取引だけで価格が大きく動くことがあります。「トレンドが発生した」と勘違いしやすいですが、出来高が伴っていないため、価格もすぐに戻ってくることが多いです。
FXではリアルタイムで取引量を確認するのは難しいのですが、「Volumes」というインジケーターを使えばある程度であれば把握をすることが可能です。
FXの取引量は時間帯でも判断できます。基本的にニューヨーク市場の取引量が最も多くなるので、慣れるまではニューヨーク時間での取引をメインにすることがオススメです。
出来高(取引量)が伴っていない価格変動はトレンドにはならない。
6.トレンドは明確な転換サインが出るまで継続する
一度、上昇トレンドや下降トレンドが発生すると、明確な転換サインが現れるまでトレンドは継続します。
そのためFXにおいても「トレンドに沿った方向にエントリーする(トレンドフォロー)」が基本的な考え方です。
ただしトレードスタイルや取引に使う時間足によっては、「トレンドフォローのための逆張り」という状態もあり得ます。これについては【中期足と短期足でエントリーポイントを探す】の項で実際のトレードを紹介しながら説明します。
一度発生したトレンドは明確な終了・転換のサインが出ない限りは継続する。
ダウ理論を知らないとFXで稼げないのか?
ダウ理論を知らないからと言って絶対に勝てないという訳ではありませんが、ダウ理論を知っておくことで取引を有利に進めることが可能です。
長期的な相場はファンダメンタルズ要因が大きく影響しますが、短期的・中期的な相場はテクニカル要因によって決められる傾向にあります。
ではテクニカル要因がどのようにして決められるかというと、「この価格以上では買いたくない」といったトレーダー心理であり、この判断基準となるのがインジケーターやダウ理論のような相場分析方法です。
中でもダウ理論は100年以上も前から使われており、使っている人が多いということは、ダウ理論に基づいた価格変動も起きやすいということになります。
相場のダマシ対策としてダウ理論は役に立つ!
為替相場ではダマシと呼ばれる動きがあり、これはあたかもトレンドが始まった、または終わったかのように見える価格変動のことです。
【トレンドは出来高でも確認されなければならない】でも説明しましたが、個人投資家や金融機関の売買でトレンドが発生したかのように見えるケースがあります。
特にレンジ相場で起きることが多く、「”レンジ相場の上値を突き抜ける=上昇トレンドの始まり”と思ってトレードしたら価格はすぐにレンジに戻ってきた」ということが多々あります。
その際にダウ理論を理解しておけば、出来高やマルチタイムフレーム分析によってダマシを回避することが可能です!
【実践編】ダウ理論を使った相場分析とエントリー方法!
ダウ理論を使ったエントリー方法は「中期トレンドに沿った、押し目買い・戻り売り」が基本戦略となります。
また相場分析の際は「移動平均線」を合わせて使うことで、トレンドが分かりやすくなるのでオススメです。
他にも色々なやり方があると思いますが、ここではあくまでもブチにゃんがやっている方法をベースにして紹介していこうと思います!
相場分析は長期足→中期足の順番で行う
今回はUSD/JPY(ドル円)の過去相場を例に紹介していきます。まずは長期足として利用している日足を確認して見ましょう。
ここでは細かく見過ぎる必要はありません。上記の画像の日足であれば【上昇→レンジ→上昇】となっているので、トレードの方向としては”買い”です。
中期足として使っている1時間足ではキレイな上昇トレンドが発生しており、長期足・中期足の方向性が一致しているので、ここで「押し目買いでトレードをする」と決定します。
また移動平均線を見ても、”ゴールデンクロス”と言われる、相場転換からの上昇トレンド発生のサインが出ています。
移動平均線の短期線・中期線が長期戦を下から上に突き抜けて上昇すること。逆に短期戦と中期線が長期戦を上から下に突き抜けて下降することをデッドクロスと言う。
中期足と短期足でエントリーポイントを探す
エントリーは中期足において、ローソク足が移動平均線の中期線・長期線まで落ちたら、そこから買いトレードをする方向で考えます。
基本的には中期足で確認をして、ローソク足が移動平均線の中期線・長期戦にタッチした後は、短期足(5分)を確認しましょう。
順張りトレードと言っても、長期・中期的には順張りですが、短期的には逆張りのトレードとなります。
このように「トレンドフォロー=絶対に逆張りをしない」という訳では無いので、出来るだけ大きな相場に乗るという考え方を持っておきましょう!
まとめ
FXの基礎であるダウ理論を理解することはFXの勝率UPに繋がります。またマルチタイムフレーム分析やトレンドフォローのやり方などトレードの基礎が身に付くので、初心者にはぜひ最初に勉強して欲しい内容です。
- ダウ理論は100年以上前から使われている相場分析手法。
- トレンドに沿った取引をするというのがダウ理論の基本。
- マルチタイムフレーム分析や移動平均線の併用がおすすめ。
- 「トレンドフォロー=逆張りをしない」では無い。
この記事を読んで「ダウ理論を使ってトレードして見たい」と思った人はXM(XMTrading)での口座開設をオススメします。
なぜならXMならMT4・MT5の両方を取引プラットフォームとして使えるため、非常に分かりやすい相場分析が出来るからです。
MT4・MT5は無料でダウンロード出来るため、相場分析のためだけに使っているトレーダーも非常に多いです。
質の高いトレードをするには質の高い環境が欠かせないので、これからFXを始める方はXMでの口座開設とMT4・MT5での相場分析をオススメします!
XMの口座開設はたったの3分で完了!スタンダード口座・レバレッジ1000倍・MT5でFXを始めよう!
この度、「ブチにゃんが無料EAで稼いでいる方法を知りたい」という声に応えて、無料EAのノウハウを全てまとめたコンテンツを作成しました!無料EA(自動売買)について興味がある人は以下の記事も要チェックです!
- 自動売買(EA)の始め方
- 稼ぐためのノウハウ
- 無料EAの探しから
- 具体的にブチにゃんが増やした方法
もし分からないことがあればブチにゃんのTwitterアカウント『@Buchinyan79』にて気軽に質問してください!
ブチにゃんのアカウントはコチラ:@Buchinyan79