- ナンピン手法について
- XMでナンピンを使ったトレード
- ナンピンのメリット・デメリット
こんにちは、ブチにゃんです！
皆さんはFXのナンピンという取引手法を知っていますか？
ナンピンはFXにおいて有効な作戦ではありますが、使い方を間違うとただ損失を拡大させてしまうだけです。
そこで今回はXMでナンピンを使ってトレードをする方法を解説します！
「ナンピン手法が有効なのか？」「ナンピンのメリット・デメリットと上手な使い方」を知りたい方はぜひ参考にしてください。
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ナンピンとはどんな手法なのか？
ナンピンとは保有しているポジションに損失が発生した場合に損益分岐点を下げる目的でポジションをさらに追加する手法です。
損益分岐点とは損失と利益が入れ替わるポイントのことであり、FXの場合はポジションの保有価格が損益分岐点となります。
仮に「1ドル=120円で買いポジションを保有していた際に1ドル=110円に下がった」と仮定して、ナンピンを使った場合と使わなかった場合の損益分岐点を考えてみましょう。
まずナンピンを使わなかった場合ですが、損益分岐点は120円から変わりません。
※損益分岐点は120円から変わらない。
1ドル=110円の時点では-10円分の損失が発生しており、10円分の上昇が無ければ損益が±0になりません。
一方でナンピンを使った場合ですが、損益分岐点は115円に下がります。
※損益分岐点は115円になる。
ナンピンを行うので1ドル=110円の時点で買いポジションを追加しましょう。
もし価格が1ドル=115円まで上昇した場合、1ドル=120円のポジションは-5円のままですが、追加保有の1ドル=110円のポジションは+5円となるため、合算すると±0（損益分岐点）となります。
「ナンピンをしない場合は10円の上昇で±0」「ナンピンをする場合は5円の上昇で±0」ということになるため、実質的な損益分岐点を下げることが出来るという訳です。
ナンピンのメリット｜損失を軽減させることが出来る
ナンピンのメリットは「損益分岐点を下げることが出来る」「プラスに動いた時の利益が増える」という点でしょう。
皆さんは「ポジションがマイナスに動いたからすぐに損切りをしたら、その後反転してプラス方向に動いた」という経験がありませんか？
「早めの損切り」は為替相場において重要ですが、怖がって損切りをし過ぎて”損切り貧乏”になってしまっては意味がありません。
そこで損切りの代わりにナンピンを使えば、もしプラス方向に動いた場合は通常よりも多くの利益を獲得することも出来ます。
ナンピンのデメリット｜トレンドを見誤れば爆死
ナンピンのデメリットはトレンドを見誤ってしまうと損失が通常よりも拡大してしまう点です。
もし上昇トレンド中に買いトレードをした際に価格が下落したとしましょう。
押し目買いのポイントとも考えられるため、下がった段階でナンピンの買い注文を入れます。
しかし、もし上昇トレンドの天井だった場合は価格の上昇が難しく、ナンピンで追加したポジションを含めて、損失が発生してしまいます。
XMでやってはいけないナンピン方法
XMでやってはいけないナンピン方法としては「トレンドを把握しないまま、なんとなくナンピンを行うこと」です。
ナンピンを効果的に使うポイントは長期的なトレンド中です。レンジ相場でのナンピンは利益を増やすどころか、手数料などで損失が多くなるだけですので止めておきましょう。
ナンピンを行うにしても「なぜ損切りではなく、ナンピンをした方が良いのか？」という根拠を示せるように考えてトレードを行うべきです。
移動平均線などを使ってトレンド把握が出来るようになってから、ナンピンを併用してみるようにしましょう！
低レバ無限ナンピンは有効な手法なのか？
低レバ無限ナンピンとは「レバレッジを低くして、1回のトレードあたりの利益と損失を少なくすることで、無限にナンピンし続けるトレード」のことです。
確かにナンピン買いをしている最中に下降トレンドが始まったとしても、耐え続ければいつかは戻っています。（数十年かかることもあるが・・・。）
ただしナンピンをし続けるという事は潤沢な資金があることが前提です。
XMのスタンダード口座で0.1ロットのナンピンをすると考えると、個人的には1,000万円程の資金が無ければ安心できません。
またナンピン中は常に損失が発生しているポジションを保有し続けることになるため、スワップポイントがマイナスであれば、毎日少しずつ資金が減って行きます。
機械的にルールに沿ったナンピンが出来るのであれば良いですが、”何となく勝てそう”という理由で利用するのはやめておきましょう。
損切りとナンピンの判断が出来ないなら使うな！
そもそもFXでは損切りが基本。トレンドを読めている場合はナンピンをするのもアリですが、初心者やなんとなくでトレードをしている方はナンピンを使うのはやめておきましょう。
ナンピンは損切りを放棄する方法であり、素人がむやみに使えばただ損失が拡大するだけです。
まずはトレンドの判断方法や自分のトレードルールを確立し、そこに追加でナンピンを利用するかどうかを検討しましょう。
まとめ
ナンピンは既に勝てているトレーダーが使えば損失を軽減して利益を増やせる効果的な方法です。ただし簡単に勝てる方法では無いので最初からナンピンを使うことはオススメ出来ません。
- ナンピンは損益分岐点を下げて損失を軽減させる手法。
- トレンドを見誤れば通常よりも損失が増加する。
- 低レバ無限ナンピン手法は難しい。
- 損切りとナンピンの判断は適切に。
ナンピンは利益増大＆損失軽減を同時に行うことが出来る効果的な取引手法です。
ただし、上級者向けのトレード方法であるため、ブログなどで紹介されている安易な方法には手を出さないようにしておきましょう。
ナンピンを使う場合はインジケーター、ダウ理論、マルチタイムフレーム分析などを使ってトレンドを正しく把握出来るようになるのが先です。
少しずつでよいので、FXでの勝率・利益がプラスになってきてから、ナンピンを取り入れてみるようにすると良いでしょう！
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