- フラクタルとは?
- フラクタルはインジケーターとして利用できるのか?
- フラクタルは攻略にも使えるツール
こんにちは!パンダ専務です。
色々な戦略がある中で、トレードをするのならやってみたいのがテクニカル分析ではないでしょうか。
テクニカル分析にも様々な手法があり、日々新しい名前の攻略方法が出てきたりもしています。個人的にはあまり【攻略】と言う単語は好きではないのですが、戦略と言う言葉よりもわかりやすいので、今回は使わせていただきました。
テクニカル分析はまさに、攻略をしている気になれるチャートだと思うのですが、一体どのインジケーターを利用したらいいのか迷う事はありませんか?
全部を片っ端から試してみて、自分が良いと思ったものを利用すると言うのが一番の理想ではあるのですが、流石に全てを試していくには時間が足らないです。
個人的にインジケーターについては色々と調べていて、時間の節約に使えるかと思うので、興味のある方は別記事ではありますが、是非インジケーターについての記事もご覧ください。
今回は、そんなインジケーターの一つである、【フラクタル】について調べてみようかと考えています。知名度こそバイナリーオプション取引では低いのですが、面白いものであるのは間違い無いので、興味のある方は最後まで是非お付き合いください。
【フラクタル】は使えるインジケーターなのか?
結論から言うと、フラクタルは使えるインジケーターだと考えます。しかしながら、フラクタルだけで利用するのではなく、必ず他のインジケーターとの併用が理想です。
どのインジケーターを利用する際にも言う事ではあるのですが、一つのインジケーターだけでは、投資として死角が多すぎるのです。
それはフラクタルでも変わりません。しかしながらインジケーターとしては面白いと思いますし、利用できると思うので、フラクタルは使えるインジケーターと言っていいでしょう。
少し話が逸れてしまいましたが、ここからは【フラクタル】がどういったインジケーターなのかを解説していきます。
フラクタルとは?
フラクタルと聞いてもどういったインジケーターなのかピンとこない方が結構いらっしゃるのではないでしょうか。
言葉での説明が難しいので、画像を見て頂くとわかりやすいのですが、この▲のような印、これが【フラクタル】の視覚的に特徴的な部分と言っていいかもしれませんね。
ここでフラクタルとはどういった意味なのかを調べてみる事にしましょう。
フラクタルとは元々はFXでも利用されているインジケーターで、【5本のローソク足で作られる、為替相場の反転パターンの1つ】と言われています。強気のフラクタル、弱気のフラクタルなど、独特の見方があるのも特徴と言っていいでしょう。
これだけの説明では少しわかり難いですね。はっきり言ってフラクタルに対して言葉で説明をしようとしてもかなり難しいです。
ポイントでもある強気のフラクタルと弱気のフラクタルとは一体どういったものなのかについても説明させていただきます。
簡単に言うと5本のローソク足で山や谷を形成している場合の事を指します。
又、フラクタルとは相似性と言った意味も言葉に込められていて、1日取引でも1時間取引でも類似したチャートが出る事があると言われる事もあり、為替もフラクタル構造である事がわかりますね。。
流石にそれらを考えていくと少し難しくなってしまうので、最初に覚えておきたいのはは上記でも紹介している、流れの転換点になり得る、【強気のフラクタル】と【弱気のフラクタル】でしょう。
まずはここから覚えると楽です。
フラクタルをMT4やMT5で表示するには?
フラクタルを実際にMT4やMT5に表示してみましょう。
設定方法なども特に無く、MT4やMT5をダウンロードしている場合はすぐに表示させる事が可能です。
手順としては、【ナビゲーター】の中から指標を押します。
すると、インジケーターが沢山出てきますので、その中からビルウィリアムズ系のフラクタル「Fractals」を選択。
普段はここで設定などをしなければならないのですが、フラクタルの場合はスタイルの設定だけです。見えやすい色にしておくといいかもしれません。
たったこれだけでフラクタルは表示されるようになります。簡単ですよね。
といっても、フラクタルは真ん中の▲が表示されるだけで、強気弱気を判断するにしても、重要なのは両サイドの4本のローソク足だと言うことは頭にいれておいた方がいいのかもしれませんね。
表示も簡単で、他のインジケーターを邪魔しない所も魅力的です。
フラクタルを使う時に注意しなければならない事
フラクタルは視覚的にも見やすく、簡単に表示できる事から、利用してみようと思った方もいらっしゃるのではないかと考えます。
ですが、利用するにあたって注意点が存在するのです。
それは【5本目のローソク足が確定した後に、フラクタルは表示される】と言う事です。
トレードをするエントリーポイントとして捉えるには少し遅い可能性があるのがフラクタルの注意点でしょう。
また、時間足が長いほど信憑性が高くなるインジケーターだと言われる事も多いので、1分足で見る場合は、フェイクの存在にも気を付けておかなくてはなりません。
テクニカル分析に関してはこのフェイクが存在する以上、他のインジケーターとの併用が推奨される事が多いです。
フェイクに関してはどんなインジケーターを利用したとしても多少なりともはあるので、フラクタルだけに発生すると言う訳ではありません。
ですが、注意しておけば回避する事も出来る可能性があるので、知っておく事に越した事は無いでしょう。
フラクタルと併用するならどのインジケーターがいいのか?
インジケーター【フラクタル】を利用するにあたって、相性の良いインジケーターを探してみましょう。
併用をするのならどういった形が良いのかを、考えておくと自分で試す時も楽でいいですしね。
どういったものが合うのか、あくまでも参考までにですが、考えてみたので興味のある方は是非デモで試してみてください。
アリゲーターとフラクタルを使った戦略がある
アリゲーターというインジケーターについては今まで利用した事が無く、WEB上で相性が良いと言う書き込みを見つけたので、紹介しておきます。
アリゲーターとフラクタルと言うのは製作者が同じと言われていて、併用するのを前提に作られたとも言われています。
一番簡単な見方として考えられているのが下記の手法です。
アリゲーターとフラクタルを表示すると次のような形のテクニカルチャートになります。
ここで注目をしたいのが、アリゲーターの【ティース期間】として表示されている赤のラインと、フラクタルの▲です。
ローソクの下にあるフラクタルの▲がアリゲーターの赤のラインよりの上なら上昇トレンド、逆にフラクタルの▲が赤のラインを割り込んでしまうと、転換点と考えられる為下降トレンドにと言ったようにシンプルな予測が出来るようです。
FXで利用するのなら、もう少し複雑な方法をとも思うのですが、バイナリーオプションの場合はシンプルな予測を複数行って予測をした方が良い様な気もします。
為替のトレンドを見る、トレンドの転換点を見ると言う意味ではフラクタルは使えるインジケーターと言ってもいいのではないでしょうか。
精度としてはそこまで高くはありませんが、シンプルに分かりやすいと言うのは投資をする上で重要だと言えます。
勝率を高くすると言うよりも、傾向をみる事が出来るインジケーターと言った所かもしれません。
フラクタルは使い易さ、合わせやすさがメリット
一度利用してみるとわかりやすいのですが、フラクタルのメリットは利用しやすさだと感じます。
もちろん、予測自体も意味があるものですが、フラクタル単体で利用できるという訳でもありません。
ですが、他のインジケーターに合わせやすく、他のインジケーターを邪魔しないので、非常に利用しやすいのです。
MT4やMT5のインジケーターを使って取引をする上で、こういった事は非常に重要です。
どんな予測でも基本的には複数の予測を組み合わせて利用する事を前提で考えられていると思うので、使い易さと言うのはテクニカル分析を利用する上で重要です。
何よりも表示も簡単なので、邪魔になったら表示しなければいいと言うのがいいですね。
フラクタルというインジケーターが話題になる事が稀にあるのは、こういった使い易さがあるからでしょう。
まとめ
フラクタルは使い易いインジケーターです。
どんな戦略にでも合うと思いますし。インジケーターを出していても他の予測を邪魔しません。
これは戦略として利用する価値はあると言えるでしょう。
もちろんフラクタルだけでは為替の流れの傾向しかわかりませんが、他のツール併用するには非常に使い易いです。
特に、アリゲーターと言うインジケーターとの併用はおすすめで、更にエントリーポイントがわかるような予測と併用する事で、使える戦略になる可能性は十分にあるでしょう。
あまり知られていないインジケーターではありますし、そこまで絶対的な効果がある訳ではありませんが、フラクタル自体もあれば便利なインジケーターです。
戦略としていろいろな手法を試してみるのなら、フラクタルのようなどんな戦略でもある程度の指標になるインジケーターと言うのは使い勝手もよく利用する価値があります。
他のインジケーターと組み合わせて、少しでも取引を有利に進めるようにしていかなくてはなりません。
フラクタルはその一端を担う可能性のあるツールと言っても過言ではありません。