テクニカル分析とは、過去の値動きから特定のパターンや値動きの傾向を見つけ出し、未来の価格変動を予想する分析手法です。為替相場の値動きはローソク足で表示されることが多いため、テクニカル分析もローソク足を基準に行われます。
メリット | デメリット |
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売り買いのタイミングが視覚的に分かる。 | 戦争や災害による急激な変動に対応できない。 |
無料ツール(MT4/MT5)を使えば簡単に使用できる。 | 過去のパターンと一致しない値動きが起きる可能性。 |
経済に関する専門的な知識を必要としない。 | 使いこなせるようになるまで練習が必要。 |
世の中にあるトレード手法の9割以上はテクニカル分析をもとに作られています。特にバイナリーオプションのような短期~中期での売買を繰り返すトレードではテクニカル分析の重要度が高いため、バイナリーオプションで稼ぎたいならテクニカル分析を勉強しましょう。
テクニカル分析を勉強せずに勝てるほど相場は甘くないよ!
テクニカル分析に必要なもの
テクニカル分析はローソク足の形やインジケーター(過去チャートの傾向を数値化・グラフ化した指標)を用いて行われますが、バイナリーオプションの取引業者が提供しているチャートでは「ローソク足が使えない」「インジケーターを表示できない」というものも少なくありません。
そこで役に立つのが分析ツール「MetaTrader4(MT4)」と「MetaTrader5(MT5)」です。
MT4・MT5はもともとFX業者の取引ツールとして開発されましたが、「無料で利用できる」「インジケーターの種類が豊富」「ローソク足を分析しやすい」など便利な機能が多いため、バイナリーオプションや仮想通貨の分析ツールとしても活用されています。
初めて分析ツールを使用する方はMT5だけで十分です。MT5はMT4の後継機であり、使いやすさ・動作の軽さ・表示できるインジケーターの種類が向上しています。MT4はカスタム性に優れた上級者向けのツールなので、もし必要になればダウンロードしましょう。
オシレーター系のテクニカル分析
オシレーター系インジケーターでは通貨の買われ過ぎ・売られ過ぎを判断することができるため、トレンドが転換するタイミングを計ることに長けており、主にトレンドに対する逆張りトレードを行う取引手法で用いられています。
オシレーター系指標一覧
トレンド系のテクニカル分析
トレンド系インジケーターでは上昇相場や下降相場の発生や強弱を判断することができるため、相場の全体的な流れを把握することに長けており、主にトレンド相場に乗じた順張りトレードを行う取引手法で用いられています。
トレンド系指標一覧
その他のテクニカル分析
他にもオシレーター系・トレンド系に属さないインジケーターやチャートパターンから相場を判断する分析方法があります。特にMTF分析(マルチタイムフレーム分析)とダウ理論は有名な分析方法なので、一度は目を通しておきましょう。