- ユーロドル(EUR/USD)の基礎知識と特徴
- バイナリーオプションにおけるユーロドルの攻略法
- 今後のユーロドル相場の見通し
こんにちは!パンダ専務です。
今回は通貨ペア「ユーロドル(EUR/USD)」の特徴とトレードにおける攻略法を解説します。
取引量が世界1位のドル(USD)と世界2位のユーロ(EUR)は世界経済から受ける影響も与える影響も大きいため、ユーロドルは取引するしないに関わらず確認しておくべき重要な通貨ペアです。
また、ユーロドルはドル円と深い関係があるため、普段からドル円を中心に取引しているトレーダーはユーロドルとの関係性を把握することで、勝率アップに繋がります。
これからユーロドルで取引を始めてみたいという方はぜひ参考にしてください。
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ユーロドル(EUR/USD)の基礎知識と特徴
金融取引では取引銘柄をシンボル(ティッカー)と呼ばれるアルファベット3~5文字の表記で表し、ユーロドルの場合はユーロ(EUR)とドル(USD)を組み合わせた「EUR/USD」という表記が使用されます。
上記はユーロドルのチャートです。”ユーロの需要増”また”ドルの需要減”となるとチャートは上昇、”ユーロの需要減”また”ドルの需要増”となるとチャートは下落します。
一般的にチャートはシンボルの前に書かれている通貨(EUR/USDならEUR)の状況が反映されます。ポンド高ならチャートは上昇・ポンド安ならチャートは下落するという訳です。
世界で最も取引されている通貨ペア
ユーロドルは世界で最も取引されている通貨ぺアです。日本国内ではドル円が人気ですが、世界的にみると大多数のトレーダーはユーロドルをメインに取引しています。
理由は豊富な取引量に裏付けられた値動きの安定性があるからです。機関投資家が大口の注文を入れてもチャートはビクともしないので、テクニカルとファンダメンタルズに沿った分かりやすいチャート形状になるという特徴があります。
発生したトレンドは緩やかに長く継続する傾向にあるので、ポンド円のように短期で狙うのではなく、じっくりと順張りで取引していくのが基本戦略となるでしょう。
「大きな値動きが無いから稼げない」と言うのはFXの話。バイナリーオプションなら方向性が分かれば小さい値動きでも稼げます!
ユーロはEUで使用されている通貨
ユーロとはEU(欧州連合)に加盟する27か国のうち、20か国で導入されている通貨のことです。
ドイツ・フランス・オランダ・イタリア・スペインをはじめとするヨーロッパの主要国はEUに加盟していますが、イギリスだけがEUに属しておらず、通貨はポンド(GBP)を採用しています。
以前はEUに加盟していたイギリスですが2016年に行われた国民投票の結果を受けて離脱しています。ちなみに加盟中もユーロは使用せずに、自国通貨のポンドを使い続けていました。
ユーロは複数の国々の財政状況が影響する通貨であり、特にユーロの中でも経済大国と言われるドイツとフランスの経済指標はユーロドルの価格に大きく影響を与えます。
バイナリーオプション|ユーロドルの攻略法
続いてバイナリーオプションにおけるユーロドルの攻略法を解説します。アメリカとヨーロッパの景気や金利がストレートに価格に表れるのが特徴です。
それでは攻略法を詳しく説明していきます。
アメリカとEUの政策金利に注目
政策金利とは各国の中央銀行が景気や物価の安定を目的に定める金利のことです。政策金利は国内銀行を通して一般人の貸付金利や預金金利に反映されるため、「政策金利が上昇=貰える利息が増える」という仕組みから政策金利が高い通貨の需要が増える傾向にあります。
2024年度のアメリカとEUの政策金利を確認しておきましょう。
月 | 日本 | アメリカ | EU |
---|---|---|---|
1月 | -0.10% | 5.50% | 4.50% |
2月 | -0.10% | 5.50% | 4.50% |
3月 | 0.10% | 5.50% | 4.50% |
4月 | 0.10% | 5.50% | 4.50% |
5月 | 0.10% | 5.50% | 4.50% |
6月 | 0.10% | 5.50% | 4.25% |
アメリカとEUは共にインフレ抑制のために高金利状態を継続させていましたが、インフレが収まってきたとしてEUが先に利下げに踏み切っています。(現に6月の利下げ発表でユーロドルのチャートは下落しました。)
ユーロドルは政策金利の変動に対して素直に反応する傾向にあるので、政策金利の発表後に発生したトレンドには注目です。
ドル円とは逆相関関係にある
通貨ペアには相関関係と逆相関関係と呼ばれるものがあり、USD/JPYとEUR/USDは逆相関関係にあります。
逆相関関係の通貨ペアではどちらかのチャートが上昇すると片方の通貨ペアは下落するため、ドル円がドル高円安で上昇した場合、ユーロドルはユーロ安ドル高となり下降していきます。
特に逆相関関係はアメリカに関する経済指標や出来事が発生した時に顕著に表れるので、ユーロドルで取引をする際はドル円も参考程度に確認しておきましょう。
16時前後から取引が活発化
ユーロドルはロンドン市場での取引が始まる日本時間16時頃から値動きが活発になります。
特にロンドン市場とニューヨーク市場の時間が重なる日本時間21時~22時以降は一気にトレンドが発生して値動きが活発になるので注目しておきましょう。
ただし、22時はアメリカの経済指標の発表が集中している時間でもあるので、取引するなら経済指標に注意しながら取引を行ってください。
ユーロドルに影響を与える経済指標
ユーロドルに影響を与えるEUとアメリカの経済指標を紹介します。経済指標の発表時には相場が大きく変動する可能性があるので、取引を中止して結果を待つのがベターです。
分野 | EU | アメリカ |
---|---|---|
雇用 | 失業率(EU) | 雇用統計(失業率) |
失業率(ドイツ) | ADP雇用統計 | |
失業率(フランス) | 新規失業保険申請件数 | |
物価 | 消費者物価指数(EU) | 消費者物価指数 |
消費者物価指数(ドイツ) | PCEデフレーター | |
景気 | 国内総生産(EU) | 国内総生産 |
ZEW景況感指数(EU) | 小売売上高 | |
小売売上高(EU) | ISM製造業景況指数 | |
小売売上高(ドイツ) | 新築住宅販売件数 | |
IFO景況指数(ドイツ) | – | |
政策 | ECB理事会 | FOMC |
トレーダーにとって重要な経済指標ばかりです。EUの経済指標はEU全体と国別でそれぞれ発表されますが、基本的にはEU全体だけを見ておけば問題ありません。
もし余裕があるならドイツの経済指標を追加で確認しておくとなおよいです。
また「今週の経済指標」のページでは世界中の重要な経済指標を月曜日にまとめて紹介しているので、トレードをする際の参考にしてください。
ユーロドル|相場の見通し(2024年7月編集)
これからのユーロドル相場の焦点となるのは「インフレ鈍化による利下げ」と「アメリカ大統領選の行方」でしょう。
コロナショックからの回復による好景気やロシアのウクライナ進行によるエネルギー不足によって発生したインフレを抑えるためにアメリカやEUでは大幅な利上げを実施しています。
EUではインフレが鈍化してきていると見て6月から利下げを実施。アメリカとの金利差が開いたことで、ユーロ安ドル高の流れが出来ています。
またアメリカの大統領選にも注目です。先日のトランプ銃撃事件によってトランプ優勢とみる声も多く、トランプ氏が「ドル高の相場を是正すべき」と発言したことにより、ユーロドルやドル円を中心にドル安が進行しました。
今後はアメリカとEUの金融政策と政策金利の動向に注目しながら取引をしていきましょう。
まとめ
ユーロドルは取引量が多いため相場が安定しており、分かりやすいトレンドが長く続く傾向にある通貨ペアということがわかりました。
今回はバイナリーオプションにおけるユーロドルの攻略法について解説しました。
ユーロドルは値動きが安定しており、また経済指標や政策金利によって素直な反応を見せるので、バイナリーオプション初心者が相場を勉強する通貨としても最適です。
またトレードをする際はタイミングを逃さないように、ハイローオーストラリアのような入出金やトレードが遅延なく行える取引業者を使用しましょう。
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