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解説・回答
国内総生産(GDP)とは、一定期間(通常は1年もしくは四半期)において生産された物やサービスの価値を表す経済指標のことです。日本では四半期(1月～3月・4月～6月・7月～9月・10月～12月)に分けて発表されます。
GDPには名目GDPと実質GDPの2種類があり、違いは「物価変動を加味するかどうか」という点です。名目GDPは現在の市場価格で計算するのに対して、実質GDPは名目GDPから物価変動を除いて算出されます。
名目GDPを実質GDPで割ることで計算できるGDPデフレーターは消費者物価指数と並んで物価変動を表す重要な指標であり、結果がプラスならインフレ、結果がマイナスならデフレ、と判断できます。
なお国同士で比較する場合には人口による違いを無くすため、国内総生産を人口で割ることで算出できる「一人当たりの国内総生産」を使用するのが基本です。
