- ポンド円(GBP/JPY)の基礎知識と特徴
- バイナリーオプションのポンド円攻略法
- 今後のポンド円相場の見通し
こんにちは!パンダ専務です。
今回は通貨ペア「ポンド円(GBP/JPY)」の特徴とバイナリーオプションでの攻略法を解説します。
ポンド円(GBP/JPY)は日本国内においてドル円に次いで多くトレードされている通貨ペアです。
ポンド円は価格変動が激しいため難易度が高いですが、一方で型にハマれば短期間で大きく利益をあげることも可能なので、中上級者に好まれています。
この記事ではポンド円の取引をする上で必要な基礎知識をまとめているので、ポンド円のトレードに挑戦してみたい方は参考にしてください。
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ポンド円(GBP/JPY)の基礎知識と特徴
金融取引では取引銘柄をシンボル(ティッカー)と呼ばれるアルファベット3~5文字程度の表記で表し、ポンド円の場合はポンド(GBP)と円(JPY)を組み合わせた「GBP/JPY」という表記が使用されます。
上記はGBP/JPYのチャートです。ポンドの需要が高まり”ポンド高”となればチャートは上昇、円の需要が高まり”円高”となればチャートは下落していきます。
一般的にチャートはシンボルの前に書かれている通貨(GBP/JPYならGBP)の状況が反映されます。ポンド高ならチャートは上昇・ポンド安ならチャートは下落するという訳です。
殺人通貨と呼ばれるほど値動きが激しい
ポンド円はドル円やユーロ円と比べて圧倒的にボラティリティ(価格変動)が大きく、乱高下することもあるので、トレーダーからは「殺人通貨」と呼ばれています。
価格変動が激しい原因は取引量の少なさにあり、経済指標や要人発言によってトレードが加速すると、ドル円に比べて値動きが2~3倍にもなります。
ただし、取引量が少ないというのはあくまでもドル・ユーロ・円と比較した時であり、南アフリカランドやトルコリラといったマイナー通貨と比較すると取引量は多いです。
ある程度の安定性と値動きがあるので、積極的な取引をするには向いている通貨です!
価格変動が起きやすく金融不安に弱い
ポンド円はリスクを取って利益を狙いたいときに購入されるポンドと世界の安全資産である円との組み合わせなので、金融不安が発生すると急激なポンド安円高が発生することがあります。
以下で過去の金融不安を紹介します。なお執筆している時点のポンド円相場は200円台です。
- 2008年9月|リーマンショック
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アメリカの大手投資銀行であるリーマンブラザーズの破綻を発端に起きた金融不安。2008年7月時点で210円のレートが、2009年1月には120円まで暴落した。
- 2012年12月|アベノミクス
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2012年に発足された安倍内閣の金融緩和政策によって円安が進んだことでポンド高が急速に進行した。
- 2015年6月|イギリスのEU離脱
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イギリスのEU離脱の可能性が高まったことから、2015年6月に付けた195円を最後に大幅な下落が始まる。2016年6月にEU離脱が決定した際はポンド円は120円台まで暴落した。
- 2019年7月|EU離脱協定に合意
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2019年7月にジョンソン首相が就任。同年10月には離脱協定が合意され、EU離脱騒動が落ち着いたと見られたため、ポンド円は140円台まで回復。
- 2020年3月|新型コロナウイルス
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イギリス国内の感染拡大により、2020年3月に安全通貨の円が大量に買われた影響から、ポンド円は130円台まで進行。その後アストラゼネカのワクチン開発・摂取による安心感から2021年6月には165円台まで回復したが、すぐにイギリス国内で再び感染が拡大し、同年12月17日には151円台で推移。
ドル円では余程の出来事でもない限り10円単位の値動きは起きませんが、ポンド円では10円を超えて動くことも珍しくありません。
過去の事例から考えると、金融不安が発生した場合はエントリーを控えるべきですが、方向感が分かればトレンドが長く続く可能性があるので、積極的にトレードしていくのが良いでしょう。
バイナリーオプションはエントリーの時点で損失が確定している点がメリット。FXでは値動きによって損益が変わるから、方向感が分かっても注意が必要です。
バイナリーオプション|ポンド円の攻略法
続いてバイナリーオプションにおけるポンド円の攻略法を解説します。ポンドは値動きが激しいという特徴を踏まえた上で確認してください。
それでは攻略法を詳しく説明していきます。
ロンドンフィックスの決定時刻に注目
ロンドンフィックスとは日本における仲値(金融機関が顧客と取引を行う際の為替レート)のことです。現地時間の16時(日本時間では夏時間:午前0時、冬時間:午前1時)に決定されます。
ロンドンフィックスが近付くにつれてポンド円は下落、ロンドンフィックスが完了すると相場が転換して上昇を開始するのが基本です。
いわゆるアノマリーと言われるものですが、日本の仲値ゴトウ日よりも信頼度が高いトレードと感じています。
アノマリーは意識する人が多いからこそ機能します。「そんなものは無い」と感じるトレーダーが増えると、効かなくなってしまうので注意です。
ロンドン時間から値動きが活発になる
ポンド円はロンドン市場において最も取引が活発になるので、トレードする際はロンドン時間(日本時間17時~27時)から始めるのがおすすめです。
なお東京時間でもある程度の値動きはありますが、ロンドン市場の方が圧倒的に参加者が多いので、できればロンドン市場で取引をした方が良いです。
また東京市場で発生したトレンドをロンドン市場で逆行することもよくあるので、取引する際はそれまでの値動きにも注目しておきましょう。
ドル円とポンドドルの価格も参考に!
ポンド円はポンドと円を直接取引している訳ではなく、ドルを介してドル円とポンドドルの為替レートを合体して作られています。そのため、単にポンド円のレートだけを見るのではなく、ドル円とポンドドルのレートを確認することも重要です。
通貨ペアは最初に表記されている通貨を基準に考えます。例えばUSD/JPY(ドル円)の場合はチャートが上昇すれば円よりもドルの需要が高まっており、一方でチャートが下降すればドルよりも円の需要が高まっていると認識することが可能です。
例えば「ポンド円:上昇」「ドル円:横這い」「ポンドドル:上昇」とすると全てのチャートでポンドが強いと言えるので、ポンドの需要が高まっていると言えます。
一方で「ポンド円:上昇」「ドル円:上昇」「ポンドドル:横這い」の場合、ポンド円だけを見ると「ポンドの需要が高まっている」と感じますが、実際は円の需要が下がっているため、比較するとポンドの需要が高まっているように見えているだけです。
このように「ポンドの需要が高まっているからチャートが上がっている」のか、それとも「円の需要が下がってるからチャートが上がっている」のかというのは正しく理解できるようにしておきましょう。
ポンド円に影響を与える経済指標
ポンド円に影響を与えるイギリスと日本の経済指標を紹介します。経済指標の発表時には相場が大きく変動する可能性があるので、取引を中止して結果を待つのがベターです。
分野 | イギリス | 日本 |
---|---|---|
雇用 | 失業率 | 完全失業率 |
失業保険申請件数 | 有効求人倍率 | |
物価 | 消費者物価指数 | 消費者物価指数 |
景気 | 国内総生産 | 国内総生産 |
小売売上高 | 日銀短観 | |
製造業生産高 | 国際収支 | |
製造業PMI | – | |
RICS住宅価格 | – | |
政策 | 金融政策委員会 (MPC) | 金融政策決定会合 |
赤字で記載している経済指標は特に重要なものです。今後のトレンドを決定するような内容が発表されることもあるので注目しておきましょう。
また「今週の経済指標」のページでは世界中の重要な経済指標を月曜日にまとめて紹介しているので、トレードをする際の参考にしてください。
ポンド円|相場の見通し(2024年7月編集)
イギリスの中央銀行はコロナショックからの回復により発生したインフレに対応すべく、長く維持してきた低金利政策を2021年12月に解除。さらにウクライナ情勢も相まってインフレが加速したことから、2023年末には政策金利を5.25%という高水準まで引き上げています。
一方で低金利を維持する日本とは金利差が広がったことで、ポンド円相場は1ポンド=200円台と2008年以来のポンド高で推移しています。
イギリスではインフレが鈍化してきたことから「今年中にも利下げを実施する」という報道がされ、ポンドドルはポンド安に動きましたが、ポンド円は依然としてポンド高円安状態を維持しており、今後のポンド円相場は円安の行方にかかっているといえるでしょう。
トランプは円安を是正したがっているみたいだし、今のポンド高が長く続くとは思えません。
まとめ
ポンド円は価格変動が大きい通貨ペアであるため、リスクがある一方でトレンドが出やすく稼ぎやすい通貨でもあるということがわかりました。
今回はバイナリーオプションにおけるポンド円の攻略法について解説しました。
ポンド円は値動きが激しいので短時間で稼ぎたいトレードにはオススメです。ただし、行って戻るような展開も多いので、順張りか逆張りかという判断が難しく、初心者にはあまりオススメできない銘柄と言えます。
取引をするならチャンスが来た時に単発でトレードするのがベストです。
ポンド円を取引する場合は「注文が迅速に約定されるバイナリーオプション業者を使っているのか」という点も非常に大切です。
取引タイミングを失ってしまったり、無駄な損失を拡大させないためにも、ハイローオーストラリアのように「取引がスムーズに行えるバイナリーオプション業者」を選ぶようにしておきましょう!
#バイナリーオプション #ポンド円 #GBPJPY