[box03 title=”この記事でわかること”]
- グランビルの法則における8つのパターンとは?
- バイナリーオプションでグランビルの法則は使えるのか?
- グランビルの法則を実際のチャートで紹介
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こんにちは!パンダ専務です。
今回は為替相場の分析に使える「グランビルの法則」を解説します!
グランビルの法則とは「移動平均線」と「ローソク足」の関係から、上昇・下降の傾向を見つける分析方法です。
元々は株式市場で使われていた法則ですが、為替相場でも有効であることが知られてからは、グランビルの法則を使っているFXトレーダー・バイナリーオプショントレーダーは多くなりました。
移動平均線を使った相場分析をしている方は参考になると思うので、ぜひ実践でも使ってみてください。
それではグランビルの法則の説明と実際の使い方を説明していきます!
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グランビルの法則とは|移動平均線を使った分析方法
グランビルの法則とは相場における上昇(買い)4パターンと下降(売り)4パターンの計8パターンをまとめた相場分析方法です。
1960年代にアメリカの投資家であるジョセフ・E・グランビルが考案した方法であり、60年以上が経った今でも投資家達に愛用されています。
移動平均線とローソクの関係からトレンドとエントリーポイントが分かるため、移動平均線を使っていない方も形だけは知っておいて欲しい方法です。
でもグランビルの法則は”株式市場”で使われるものだよね?為替相場で使うのはどうなの?
バイナリーオプションでグランビルの法則は有効?
結論としてバイナリーオプション(為替相場)でもグランビルの法則は有効です。
株価は為替相場と同様にローソク足で表されます。もちろん値動きの要因は株と通貨で異なりますが、チャート形状と値動きの傾向には共通点が多いため、グランビルの法則は効果的に働きます。
ただし、バイナリーオプションでは基本的にバイナリーオプション業者オリジナルのチャートが使われているので、MT4などの移動平均線とローソク足が確認できるツールを使わなければいけません。
グランビルの法則|8つのパターンを紹介
グランビルの法則における8つのパターンを紹介していきますが、その前に移動平均線の用意をしましょう!
MT4・MT5は既に導入していると思うので、チャートの時間足を設定します。これは自分がバイナリーオプションで取引している時間に合わせてください。
次に移動平均線ですが、グランビルの法則では200日が基本とされているので、まずは200日の移動平均線を表示させてみましょう。
MT4・MT5、チャートの時間足、移動平均線の設定が完了したら、各シグナルを確認していきます!
買いシグナル①(HIGHエントリー)
移動平均線よりもローソク足が下にある状態を前提として考えます。
ローソク足が移動平均線を下から上に抜けようとしたが失敗。その後、一度下落した後に再度上昇して移動平均線を上抜ける形を表しています。
これは上昇トレンドへの転換を意味しており、この後は移動平均線に沿うかたちでチャートが上昇していく傾向にあります。
また移動平均線の形も重要。まだ右下を向いている状態では転換しない可能性も高いので、必ず横ばい又は右肩上がりになっているかどうかを見極めましょう。
買いシグナル②(HIGHエントリー)
ローソク足が移動平均線を一度は上抜けたが、その後に移動平均線を下抜けた場合で考えます。
ローソク足が移動平均線を下に超えているため、「トレンドの転換?」と考える方も多いですが、移動平均線がまだ上を向いている状態での判断は早すぎます。
この場合のエントリーポイントとしては下に抜けたローソク足が再び上に抜けた時です。
買いシグナル③(HIGHエントリー)
ローソク足が移動平均線を上に抜け、その後は移動平均線を下限として上昇していくような形です。
上昇トレンドが発生すると移動平均線を下支えにして上昇していくことが多く、典型的なHIGHエントリーのチャンスと言えます。
ただし非常に上昇が強い場合は移動平均線から大きく乖離して上昇していくことがあります。
乖離が大きすぎると、調整の売り(下落)が発生することがあるので、エントリーポイントとしては移動平均線付近で上に反発したところを狙うのが良いでしょう。
買いシグナル④(HIGHエントリー)
大きく下落した後、いずれ戻るという回帰性を狙うHIGHエントリーのポイントもあります。
買いシグナル①と似たような形ですが、移動平均線が下降しているという点がポイント。
ただし一度下降トレンドに入る流れになっているため、下落する可能性が高いチャート形状であるとも言えます。
慣れるまでは買いシグナル④は使わない方が良いでしょう。
売りシグナル①(LOWエントリー)
移動平均線が下降しており、ローソク足が移動平均線を上から下に抜けた場合、がLOWエントリーのサインとなります。
また、ここで注目すべきはローソク足の頂点(高値)が更新しているかどうかという点です。
ローソク足が高値をしっかりと更新できず、同じような価格で推移している場合は移動平均線に沿って下落する傾向にあります。
売りシグナル②(LOWエントリー)
移動平均線を上から下に抜けたが、再び移動平均線の上に戻り、そこから下降トレンドに入るパターンです。
ここでも注目すべきは移動平均線の向きです。
単にローソク足が移動平均線を上に抜けたからといってHIGHエントリーをすると痛い目を見ることになります。
LOWエントリーする際は移動平均線付近を下に抜けてからにしましょう。
売りシグナル③(LOWエントリー)
移動平均線に沿って下落してるチャートではLOWエントリーを念頭に作戦を考えて行きましょう。
移動平均線はトレンドの支えとなる一方で、今回のようにトレンド転換を防ぐラインとなることもあります。
ここでは下降トレンドの移動平均線に沿って価格が落ちているので、LOWエントリーを狙っていきましょう。
ポイントとしては移動平均線付近まで上昇した後の下落です。「移動平均線を抜けきれない」と明確に判断できる(ある程度下降が始まる)時点でLOWエントリーをしていきます。
売りシグナル④(LOWエントリー)
上昇トレンド中にレンジ相場が始まり、移動平均線に反して下落していく形です。買いシグナル④と同じであまりオススメできません。
この場合、一度移動平均線を下回った後に、再度急上昇をする可能性もあります。
慣れてくると、価格変動の勢い・ローソク足の流れ・移動平均線の傾きなのである程度判断することも可能ですが、慣れないうちは使わないようにしておきましょう!
グランビルの法則を実際にMT5で見てみよう!
今回はUSD/JPYの1時間足に期間200に設定した移動平均線を表示させています。
移動平均線を下に抜けた時は大きく下落しており、その後緩やかに価格が上昇して移動平均線にタッチしてから、再度下降を始めています。
この場合は移動平均線が上部の抵抗帯として働いており、パターンとしては売りシグナル④です。
また「移動平均線から大きく乖離した場合、移動平均線付近まで価格が戻る」と説明しましたが、ここでも最初に大きく下落した後、すぐに価格が戻っているのが分かります。
一気に上昇したりすると「流れに乗り遅れちゃう」と思い、焦ってエントリーすることがあります…。
今回のように価格が戻ってしまって損をするなんてこともあるから、焦らず冷静にタイミングを待つことが大事だよ!
グランビルの法則は中長期トレードに向いている
グランビルの法則は200MA(移動平均線)を前提にしていることから、中期・長期のトレードに向いています。
またチャートは時間が短くなればなるほど「ノイズ」と呼ばれる予想できない乱高下が起こりやすいため注意が必要です。
そのため、初心者はチャートが安定する長めの取引時間がオススメ!
ただし無理して時間を作る必要は無いので、生活習慣に合わせた取引時間を使ってみてください!
パンダ専務的には30秒取引はギャンブルに近いと思っているよ。初心者はまず5分・15分・1時間の取引でやってみて欲しい。
夜に1時間だけトレード出来る人は5分or15分取引、夜に3時間ほど時間を取れる人は1時間取引というように使い分けましょう!
まとめ
グランビルの法則は移動平均線とローソク足の関係から相場の上昇・下降を見分ける方法であり、バイナリーオプションでも十分に使うことが可能です。
今回紹介したグランビルの法則は「ローソク足が意識するライン(今回は移動平均線)」での動きを狙ったトレード方法であり、このやり方はトレードにおける基本的な考え方です。
為替取引では1つの手法をとことん追求して使いこなすことが、上達の近道だと考えています。
ハイローオーストラリアでのバイナリーオプションでなかなか勝てずに悩んでいる方はグランビルの法則を使ってみてはいかがでしょうか?