- 為替取引における米ドルの特徴
- 取引できるドル関連の通貨ペア
- 米ドル価格が変動する要因
こんにちは!パンダ専務です。
皆さんがバイナリーオプションで取引している通貨ペアは何ですか?
バイナリーオプションではUSD/JPYやEUR/USDなど米ドルに関連する通貨ペアが多いため、米ドル中心にを取引しているという方も多いでしょう。
米ドルは世界の基軸通貨として圧倒的な取引量を誇るため、流動性が高く値動きが安定しているという特徴があり、初心者からベテランまでトレードしている銘柄です。
ここではバイナリーオプションにおける米ドル(USD)の特徴や価格変動の要因をパンダ専務がトレーダー目線で解説しているので、米ドル関連の通貨ペアで取引する人は読んでおいてください。
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米ドルの特徴|世界の基軸通貨
米ドルは世界最大の取引量を誇る通貨であるため「流動性が高く安定している」「安全資産として需要が高い」「景気の良し悪しが金利に現れる」等の特徴があります。
米ドルの特徴を知っているか否かでは相場分析での考え方に違いが出てくるので、ここに書いてあることは最低限の知識として理解しておきましょう。
それでは詳しく見ていきます。
流動性が高く安定している
米ドルは個人・企業・国家で需要がある通貨であり、アメリカを介さない貿易でも支払いに使用されるなど決済手段として非常に優れています。
また、決済手段としての有用性から世界中の国々がドルを大量に保有しており、各国の中央銀行が保有している外貨(外貨準備)の約60%がドルというデータもあるほどです。
さらに国によっては主要通貨または併用通貨としている国もあります。
国内通貨としてドルを採用している国 | ||
---|---|---|
主要通貨 | エクアドル | パラオ |
マーシャル諸島 | パナマ | |
東ティモール | ジンバブエ | |
併用通貨 | バハマ | カンボジア |
カナダ | コスタリカ | |
グアテマラ | メキシコ | |
ミャンマー | ベトナム |
ちなみにエルサルバドルも米ドルを主要通貨としていましたが、2021年以降はビットコインを世界で初めて主要通貨として採用しています。
それだけ暗号資産も認められて来たってこと。
上記のように米ドルは世界中で圧倒的な取引量を誇るため、流動性が高く安定しており、バイナリーオプションにおける取引でもチャートが緩やかなトレンドを描くことが多いです。
近年は社会主義国を中心にドル以外の決済を望む国も出てきており、エルサルバドルのように暗号資産を主要通貨として採用する国も出てきています。また中国は『人民元を基軸通貨にしたい』という思惑もあるようですが、まだまだドルに取って代われる程の通貨が無いのが実情です。
安全資産としての価値が高い
米ドルはゴールドと並んで安全資産としての評価が高く、世界経済が不安定になると真っ先に購入されます。近年ではコロナウイルスによって世界経済が不安定になった際に米ドルやゴールドを購入する動きが活発になりました。
有事のドル買いは基本的に全ての通貨ペアで発生しますが、ドルと日本円だけは例外で、ドルを売って日本円を購入する動きが活発になります。
「なんで円の方が安全なの?」という話しは日本円の解説記事で説明します。
景気の良し悪しが金利に現れる
一般的に、アメリカの景気が良くなると金利が上がるためドル高、景気が悪くなると金利が下がるためドル安に繋がると言われています。
メカニズムを簡単に解説しておきます!
景気が良くなると消費者の購買意欲が高まるため物がよく売れます。企業は増産するために雇用や設備投資を行う必要があり、そのための資金を銀行から調達する動きが活発になります。
上記のような景気動向が雇用統計や小売売上高などの経済指標に表れるという訳です。
過度に加熱した景気は崩壊のリスクがあるので、国は金利を上昇させて好景気を意図的に抑えようとします。
銀行が貸し付ける際の金利も高くなるため、企業は今までよりも多くの金額を返さなければならず、必然的に銀行から資金を調達する動きは減少していきます。
金利が上がると銀行の預金に付与される利息も上昇します。投資家は『金利が安い国の通貨を金利が高い国の通貨に預けた方がオトク』と考えるようになるため、必然的にドルが買われていきドル高となります。
以上が景気と金利が為替相場に及ぼす影響のメカニズムです。
現在のドルについて解説しておくと、2024年のアメリカは景気を抑制するために高金利の状態を継続しており、対日本円では1ドル=160円という今までにない円安ドル高の相場が続いています。
米ドルを含む通貨ペアは13種類
バイナリーオプションで取引できるドル関連の通貨ペアをハイロー(HighLow)とブビンガ(Bubinga)を参考に紹介します。
通貨ペア | ハイロー | ブビンガ |
---|---|---|
AUD/USD | 〇 | 〇 |
EUR/USD | 〇 | 〇 |
GBP/USD | 〇 | 〇 |
NZD/USD | 〇 | 〇 |
USD/CAD | 〇 | 〇 |
USD/CHF | 〇 | 〇 |
USD/CNH | ✖ | 〇 |
USD/JPY | 〇 | 〇 |
USD/MXN | ✖ | 〇 |
USD/NOK | ✖ | 〇 |
USD/SEK | ✖ | 〇 |
USD/SGD | ✖ | 〇 |
USD/ZAR | ✖ | 〇 |
ドル関連の通貨ペアは総数こそブビンガが多いですが、主要な通貨ペアはハイローとブビンガの両方に揃っています。
確認しておきたいアメリカの経済指標
最後にアメリカの経済指標を紹介します。アメリカの経済指標はドルだけでなく全ての通貨に影響を及ぼすため、バイナリーオプショントレーダーなら必ずチェックしておくべき内容です。
- 雇用統計
-
アメリカで最も注目度が高い経済指標。「失業率」「非農業部門雇用者数」など数十項目が発表される。雇用統計のデータは金融政策に大きな影響を与えるため、発表後には為替レートが大きく変動することも珍しくない。
発表日:毎月第1金曜日
- 消費者物価指数(CPI)
-
消費者が購入する物やサービスの価格変動を表す指標。インフレ率の把握に長けており、CPIが高いと利上げの期待値が強まる。前月比・前年同月比と比較して見ることで傾向を把握することができる。
発表日:毎月15日前後
- 小売売上高
-
アメリカ国内で販売されている小売・サービスの売上高を集計した指標。米国の個人消費の動向を把握することで、景気動向を判断することができる。アメリカは個人消費がGDPの約70%を占めており、景気全体に与える影響も大きいため、注目度の高い指標とされている。
発表日:毎月第2週頃。
- FOMC発表/議事録
-
連保公開市場委員会(FOMC)はアメリカの金融政策を決める機関。委員会の終了後にはFOMCから声明や議事録が発表される。内容から今後の金融政策の方向性が分かるため、為替レートにも大きな影響を与える。
発表日:不定期(基本的に1ヶ月に1度開催)
- 国内総生産(GDP)
-
国内で生産された財やサービスといった付加価値の合計を示す指標。国の経済力を表す数値として世界中で使用されている。GDPの成長率は各国の経済成長を表す指数でもあり、伸びが加速もしくは鈍化した度合いで経済状況が判断できる。
発表日:4月末・7月末・10月末・1月末の年4回
経済指標については「バイナリーオプションの経済指標」の記事でも詳しく解説しているので参考にしてください。
まとめ
米ドルは為替相場全体に与える影響が大きい通貨なので、米ドルを取引するか否かに関わらず特徴を把握しておくべき通貨であるといえます。
米ドルの特徴を理解したら合わせて通貨ペアの特徴や経済指標についても学んでおきましょう。
また、1度もトレードしたことが無い人は少額で良いので取引してみることをおすすめします。百聞は一見に如かずというように、たとえ勝てなくても得るものは多いです。
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